カナダ政府
カナダ政府の象徴

Government of Canada

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カナダ総督の役割と責任


総督という役割は、いまから400年ほど前の1608年、サミュエル・ド・シャンプランがニューフランスの総督として職務を果たしたことが始まりです。シャンプランは、現在カナダに存続している中で最も古い官公庁を設立しました。

カナダは、1867年の連邦結成(コンフェデレーション)により建国されました(自治領カナダ)。政治制度は議会制民主主義および立憲君主制で、英国のエリザベス女王II世を女王・国家元首としています。2010年10月1日、現デイヴィッド・ジョンストン総督が連邦結成から数えて28代目の総督として宣誓就任し、カナダにおいて女王の代理を務め、国家元首の職務を遂行しています。

1947年、「カナダ総督府設置特許証」(ジョージ国王VI世発行)により、実質的に君主の役割と責任のすべてが国王から総督に移管され、総督は国王に付託することなく任務を遂行するようになりました。

総督は、首相、最高裁判所長官、閣僚の宣誓就任式を主宰します。総督の最も重要な責任のひとつは、カナダに首相が在任し、政府が機能している状態を常に維持することです。首相が死亡した場合、政府を確実に継続させることは総督の責任になります。

総督は、議会において重要な責任を負っています。カナダの議会は、下院、上院、総督の3要素により構成されています。総督は議会を召集し、議会開会演説を述べる(首相の代読)ことによって今後の政府の活動を説明し、法案を法律にするための女王の裁可を与えます。

総督は、公式文書に署名し、首相や政府高官と定期的に会談します。総督は、助言、奨励、警告する権利を有します。

総督はカナダ軍の最高司令官であり、その資格において国内外の軍事基地やカナダ平和維持部隊を訪問して、カナダの軍人を激励し、栄誉を授けます。

総督は、カナダを訪問する王室関係者や国家元首などの賓客を迎えます。また、カナダにおいてそれぞれの国を代表する大使が着任する際には、信任状を受け取ります。外国への公式訪問に当たっては、カナダの広範な利害、業績、専門知識を反映する代表団を率います。

総督は、カナダ勲章およびミリタリー・メリット勲位を授与する役割を担っています。総督は、すべてのカナダ人を代表して、国に名誉をもたらす優れた業績や、勇気や、職務への多大な献身を示した人々を称える勲章や賞を授けます。カナダ勲章は生涯の功績を、勲功記章は非常に優れた功績や活動を、ガバナー・ゼネラル・ケアリング・カナディアン賞は献身的なボランティア精神を、勇敢勲章は危険な状況の中でおこなわれた勇気ある行為を、ノーザン・メダルはカナダ北部の発達を助け、この地域がカナダの一部であると再確認することに貢献した業績をそれぞれ認めるものです。

カナダの総督は、130年以上かけて芸術、社会科学、慈善行為、スポーツを対象とする60以上の賞やトロフィーを設定し、優れた業績や活動を奨励するという伝統を確立しています。

総督はカナダ国民に対し、心優しい社会を築き、強くて思いやりのあるコミュニティーを育てるために常に協力することを奨励します。総督はカナダ国民をケベックシティーのリドー・ホールやラ・シタデルに迎え入れ、また州や準州を訪問する際には地元の人々と会います。地域の催しに参加して、カナダ人の関心事について話を聞きます。総督は、カナダのアイデンティティー確立と結束を推進しています。

総督の旗に描かれている「アームズ・オブ・カナダ」の紋章には、王冠を被り、右の前足でメイプルリーフを掲げるライオンがデザインされています。この紋章はカナダの主権を表し、ライオンはカナダの公式カラーである赤と白のリースの上に立っています。この旗は総督の存在を示し、総督の駐在時にはリドー・ホールまたはラ・シタデルに掲げられます。

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更新日:
2013-08-30